禁煙+COPD外来
当病院の禁煙外来は、 禁煙+COPD外来 としてバージョンアップします。
本院では、平成18年度より禁煙外来を開始し、約400人近くの患者様が禁煙指導を受けられ、禁煙、減煙されてきました。
しかし、来院時、すでに肺が潰れていくCOPD(慢性閉塞性肺疾患)にかかられている方が20%近くもおられ、治療が必要でした。また、何年も禁煙されている方にも発症しています。
COPDとは、大量のタバコの煙を長期にわたって吸入することで、肺の中の小さい袋である肺胞が破れて、抹消の小さい気管支がつぶれ、空気しか入っていない大きな袋がたくさんできてしまい、体のなかに十分酸素を取り込めない状態のことです。
肺の機能が正常の四分の一くらいまで低下しないと症状は出ません。症状が出てくると咳や痰、労作時の息切れが起こってきます。ひどくなると安静時にも息切れがします。
外来では、血液中の酸素濃度や、肺年齢測定、肺活量などの呼吸機能検査、また、必要に応じて胸部CT検査などをして治療を行います。
治療は、主に吸入薬ですが多くの方が、驚くほど息切れなどの症状が良くなり元気になります。
禁煙外来 担当医のご紹介
循環器内科 主任部長
寺﨑 由香
●卒業:大阪医科大学
●日本内科学会総合内科専門医
●日本循環器学会会員